組織開発をわかりやすく説明する①
みなさん、「組織開発」という言葉をご存知でしょうか?組織人事部門の方々の間ではかなり浸透してきた言葉だと思いますが、それ以外の部門の方は、聞いたことがないという方も多いのではないでしょうか。
Beckhard(1969)によれば、「組織開発とは、計画的で、組織全体の、トップによって管理された、組織の効果性と健全性を高めていく、行動科学の知識を用いた、組織のプロセスに対する計画的な介入の実践である」とのこと。う〜ん、なんだかピンときませんよね。中小企業診断士たるもの、中小企業の経営者に組織開発とは何かを問われた時、もう少し自分の言葉でわかりやすく説明したいものです。
私が副会長を務めている東京都中小企業診断士協会認定 組織開発研究会では、2017年6月と8月の定例会で、「組織開発という言葉を自分たちが中小企業の経営者にどのように説明するのが良いか?」ということをテーマにディスカッションしました。その中で出てきた案のひとつをベースに、一部私の方で修正したものを以下にご紹介します。
組織開発とは、お互いが理解し合い、皆が自ら考え、自分ごととして行動し、全員で成果を出す、そんな組織を作ること
これ、各節がダニエル・キム教授の「組織の成功循環モデル」の4つの質に関連付けることができるようになっています。
組織開発とは、
お互いが理解し合い、 → 関係の質
皆が自ら考え、 → 思考の質
自分ごととして行動し、 → 行動の質
全員で成果を出す、 → 結果の質
そんな組織を作ること
こんな組織が実現できたら最高ですよね。「ぜひ我が社をこういう組織にしたい!!」、KOKコンサルティングはそう考える経営者をご支援したいと考えています。