ものづくり補助金 第17次公募の公募要領が公開されました

12月27日にものづくり補助金 第17次公募の公募要領が公開されました(→ものづくり補助金ホームページ)。第17次公募は新設された「省力化(オーダーメイド)枠」のみが募集対象で、「製品・サービス高付加価値化枠」と「グローバル枠」については募集を行わないとのこと(第18次公募ではすべての枠で募集を行う予定)。また、第17次公募に応募する事業者は、第18次公募には応募できないので注意が必要です。

新設された「省力化(オーダーメイド)枠」は、人手不足の解消に向けて、デジタル技術等を活用した専用設備(オーダーメイド設備)の導入等により、革新的な生産プロセス・サービス提供方法の効率化・高度化を図る取り組みに必要な設備・システム投資等を支援するものです。

デジタル技術等を活用した専用設備(オーダーメイド設備)とは、ICTやIoT、AI、ロボット、センサー等を活用し、単一もしくは複数の生産工程を自動化するために、外部のシステムインテグレータ(SIer)との連携などを通じて、事業者の個々の業務に応じて専用で設計された機械装置やシステム(ロボットシステム等)のことをいいます。デジタル技術等を活用せず、単に機械装置等を導入する事業は対象になりません。

また、「省力化(オーダーメイド)枠」では、基本要件に加えて以下の追加要件が設定されています。

(1)3〜5年の事業計画期間内に、補助事業において、設備投資前と比較して労働生産性が 2倍以上となる事業計画を策定すること

(2)3〜5年の事業計画期間内に、投資回収可能な事業計画を策定すること

(3)外部SIerを活用する場合、3〜5年の事業計画期間内における保守・メンテナンス契約を中小企業等とSIer間で締結すること

(4)本事業に係る資金について金融機関からの調達を予定している場合は、金融機関による事業計画の確認を受け、金融機関による確認書を提出すること

申請〆切は3月1日(金)。あと2ヶ月ありますので、これから準備すれば十分間に合いますが、今回は新設された「省力化(オーダーメイド)枠」のみの募集であること、補助事業実施期限が最遅で2024年12月10日と短いこと、今回からオンラインで口頭審査が行われること(補助申請額が一定規模以上の事業者のみ)等、いくつかトラブルの火種がありそうなので注意が必要です。経験豊富な認定経営革新等支援機関を早めに見つけて、じっくり完成度の高い事業計画書を作成していきましょう。

KOKコンサルティングは認定経営革新等支援機関です。(認定支援機関ID:106213000810)2021年度と2022年度の事業再構築補助金およびものづくり補助金で、14社の事業者様の事業計画作成をご支援させていただき、そのうち12社の事業者様が採択されています(採択率85.7%)。これまで、製造業/IT業/卸売業/サービス業/鉄筋加工業/土木工事業/リフォーム業/飲食業など、さまざまな業種の事業者様の事業計画作成をお手伝いさせていただいております。

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