プロジェクトマネジメント 2日間ワークショップをご提供しました
少し前の話になりますが、9月にあるサービス業の企業様に、「プロジェクトマネジメント 2日間ワークショップ」をご提供させていただきました。その企業様は、ユニークなビジネスモデルが市場に認知されてきたことで急拡大しているのですが、業務の進め方が社員毎に異なるため、コミュニケーションロスや業務効率低下が問題になっていました。
今回のワークショップでは、プロジェクトマネジメント のデファクト・スタンダードであるPMBOK(A guide to the Project Management Body of Knowledge)についてご説明し、PMBOKを社員のみなさんの共通言語としていただくことを第一の目的としつつ、日々の業務で実践的に使っていただけるよう、また、多様なスキル・経験を持った社員を有する強みを踏まえて、社員間での気づきを多く創出するよう、4〜5人のグループ毎に「仮想プロジェクトを設定して、そのプロジェクトを進める」ワーク形式の研修とさせていただきました。
参加者のみなさんは、意欲的かつ楽しんでワークに取り組んでいただく方が多く、講師としてもやりがいを感じるワークショップになりました。以下は参加者のみなさんにいただいたコメントの一部です。
・プロジェクトマネジメント(PMBOK)の概念は分かっていたが、実際にワークショップを体験することで理解が深まった。他の社員が抱えている悩みや課題を共有することができて勉強になった。
・濃厚な2日間で体力的に大変でしたが、座学と仮想プロジェクトのコンビネーションで、理論がどのように実践されるのかがわかりやすく、有意義な時間でした。
・グループワーク中、講師が各テーブルを回ってフォローしてくれたので、わからないところがすぐに解消できてよかった。
・仮想のプロジェクトでしたが、とても現実味のあるグループディスカッションができたので、実際にプロジェクト化できたら良いと思っています。
・組織が小さかった頃の全員がなんでもやるというクセがまだ抜けていないので、教えていただいたツールを使ってタスクの可視化・効率化を進めていきたい。
・社内全体でプロジェクトマネジメントの考え方を共有できたことを活かしていきたい。
プロジェクトマネジメント というと、メーカーやIT企業にだけ必要なものと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、今回の企業様のように、社員数がある程度増えてきて、複数の社員で協力しながらひとつの業務を進めていくような場合には、どのような業種であってもプロジェクトマネジメント は有用です。ご興味ある方は、ぜひお声がけください。
最後にもうひとつ。プロジェクトマネジメントのためのツールはそれ自体では有用なものですが、それを使う人によっては、管理したり/管理されたりするための苦痛なツールになってしまうことがあります。このときポイントになるのが、使う人のあり方やお互いの関係性です。私がプロジェクトマネジメントについてお伝えするときは、ツールの使い方だけでなく、そのツールを使う人のあり方やお互いの関係性についてもお伝えするようにしています。