事業再構築補助金、第1回公募の採択結果から見えてくること

今週、事業再構築補助金 第1回公募の採択結果が公表されました。KOKコンサルティング(中小企業診断士)がご支援させていただいた事業者様からは「無事採択された」とのご連絡をいただいており、ほっと胸をなで下ろしているところです。→採択結果(事業再構築補助金ホームページ)

【緊急事態宣言特別枠】
 応募 5,181件
 要件を満たした申請 4,326件(83.5%)
 採択 2,866件(55.3%)

【通常枠】
 応募 16,968件
 要件を満たした申請 14,843件 (87.5%)
 採択 5,104件 (30.1%)

6月16日に公表された【緊急事態宣言特別枠】の採択率は55.3%とかなり高かったため、この補助金のハードルは意外に低いのかもという見方が広がりましたが、6月18日に公表された【通常枠】の採択率は30.1%と低く、決して優しい補助金ではないということが明らかになりました。この結果を見て、7月2日〆切の第2回公募では、補助申請額を下げて、【通常枠】から【緊急事態宣言特別枠】に切り替える事業者様が増えるかもしれません。

6月18日の朝、フライング気味にリリースされた日刊工業新聞の記事によると、第1回公募の採択総額は2200億円とのこと。事業再構築補助金の予算は1兆1485億円で、公募は5回行われる予定なので、1回の公募で2200〜2300億円分を採択することが見てとれます。第2回公募以降には、不採択だった事業者が再チャレンジすることで申請数が増えることが予想されるので、採択率はさらに厳しいものになるかもしれません。これに対して取れる対策はただひとつ、「他の申請者よりも優れた事業計画を書く」、これしかありません!!

一緒に公表された資料「事業再構築補助金 第1回公募の結果について」では、「認定支援機関別の応募状況」が分析されています。第3回公募以降で申請をお考えの事業者様は、この分析を参考にして、一緒に事業計画を作成するパートナーを選ぶとよいかもしれませんね。

【応募件数が多い認定支援機関】
・金融機関 約8,100社
・税理士関係 約5,600社
・商工会・商工会議所 約3,500社

【採択率が高い認定支援機関】
・中小企業診断士 43.1%
・民間コンサル 42.1%
・地銀などの金融機関 41.1%

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